どうも、こんです。
「資産形成を始めたいけど、何から手をつければいいかわからない……」
初心者の方がまず最初につまずくのが、この「始め方」の部分だと思います。
「毎月なんとなく生活しているだけで、貯金が全然増えない」
「自分にはお金を貯める才能がないんじゃないか」
そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。
僕自身、2025年の8月ごろから本格的に資産形成をスタートしましたが、当時は貯金がほぼ0の状態でした。
そこから少しずつ仕組みを整えていった結果、今では毎月の積立が勝手に回っていく状態になっています。
この記事のゴールは、シンプルに「まずは100万円をつくること」です。
僕はこれを「資産形成フェーズ1.0」と呼んでいます。
そして、最初に一番大事な前提をお伝えします。
現金でも株式でもかまいません。資産の中身は問わず、トータルで100万円という資産をつくること。
これがフェーズ1.0のゴールです。
「貯金すべきか、投資に回すべきか」で悩んで一歩も動けない、というのが一番もったいないパターン。
合計で100万円に届けばOK、くらいの気楽さで進めていきましょう。
そして最初の100万円で本当に大事なのは、投資のテクニックではなく「貯まる仕組み」を作ることです。
完璧を目指す必要はありません。
仕組みさえできれば、あとは勝手に積み上がっていきます。
資産形成の始め方|この記事のロードマップ(全体像)
まずは全体像から。これからやることを先に一覧で示しておきます。
| STEP | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 0 | 準備するものを揃える | 資産形成の土台づくり |
| 1 | 目標を設定する | 挫折しないゴール設計 |
| 2 | 支出を把握する | 現状を知る |
| 3 | 固定費を見直す | 支出の蛇口を締める |
| 4 | 変動費を月1回振り返る | 使いすぎを早めに軌道修正 |
| 5 | 自動化で先取りする | 意志の力に頼らず着実に増やす |
この流れを一言でまとめると、
「固定費で蛇口を絞り、変動費を定期的に見直しながら、自動の先取りで着実に増やす」
ということになります。
順番も大事なので、上から順に進めていくのがおすすめです。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
STEP0:資産形成で準備するもの4つ

まずは、資産形成という戦いに挑むための武器を揃えるところから。
ここが抜けていると、いくら頑張っても効率が悪くなってしまいます。
① 銀行口座
資産形成では、目的別に複数の口座を持つのが基本です。
1つの口座に給料も生活費も貯金も全部入っていると、「今いくら貯まっているのか」が永遠にわかりません。
とはいえ、いきなり5個も6個も作る必要はなし。
「貯蓄のメイン1つ+サブ2つ」くらいの構成が、管理もラクでわかりやすいと思います。
口座を選ぶときに重視したいのが「お金の移動しやすさ」です。
ここでポイントになるのが「ことら送金」(スマホの電話番号などを使って、10万円以下を手数料無料で送金できるサービス)。
対応している銀行同士なら、口座間の資金移動がタダで完結します。
参考までに、僕の実際の構成はこんな感じです。
| 役割 | 銀行 | 用途 |
|---|---|---|
| 貯蓄メイン | ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行) | 目的別口座で生活防衛費・特別費などを管理 |
| サブ① | 三井住友銀行(Olive) | 生活用・給与受取・カード引き落とし |
| サブ② | みんなの銀行 | 個人の特別費・へそくり |
貯蓄のメインはドコモSMTBネット銀行に置いています。
理由は「目的別口座」(1つの口座の中を、用途ごとに仕切って管理できる機能)が使えるから。
僕は「家族としての生活防衛費」「特別費」といった形で分けて管理しています。
「何のための貯金か」がはっきりすると、不用意に取り崩さなくなるのでかなりおすすめです。
なお2026年8月3日に商号が変わりましたが、口座番号やカードはそのまま使えるので、すでに口座をお持ちの方も特に手続きは不要です。
サブの2つは軽く紹介まで。
Oliveは給与の受け取りとカードの引き落とし、つまり「生活のお金が通過する口座」として使っています。
みんなの銀行は個人の特別費・へそくり用で、サブスクの年払い分やクレカの年会費を積み立てておく場所です。デザインもカッコよくて気に入っています笑
どちらもことら送金に対応しているので、給与が入ったら各口座へパパッと振り分けられるのが便利で助かっています。
Oliveについては別記事で詳しくレビューしているので、気になる方はこちらもどうぞ。

② クレジットカード
次はクレジットカード。
「資産形成なのにクレカ?」と思うかもしれませんが、これは後で出てくる支出管理ツールと自動連携させるためです。
現金払いだと、いちいち自分で家計簿に入力しないと記録が残りません。
一方で決済をキャッシュレスに寄せておけば、使った支出が家計簿アプリへ自動で反映されます。
手入力の手間がゼロになり、記録漏れもなくなる。これがかなり大きいです。
- 年会費無料であること:持っているだけでコストがかかるカードは、最初の1枚には不要。
- ポイントが貯まること:どうせ払うお金なので、還元は受け取っておきましょう。
- クレカ積立に対応していること:後のSTEP5で「先取り投資」に使えます。
1枚あれば十分です。
僕はSBI証券のクレカ積立に三井住友カード(NL)を使っていて、積立するだけでVポイントが貯まる状態にしています。
三井住友カード(NL)は日常でもポイントがよく貯まりますし、SBI証券のクレカ積立にも対応していて使い勝手が良いので大体の人におすすめです。※もちろん年会費も無料

③ 証券口座
投資をする器として、証券口座も先に開いておきましょう。
「まだ投資はしないし……」という段階でも、口座開設には数日〜数週間かかることがあるので、早めに作っておいて損はありません。
選ぶなら、手数料が安いネット証券一択です。
具体的にはSBI証券か楽天証券にしておけば間違いありません。
- 楽天経済圏の人:楽天証券
- それ以外の人:SBI証券
これくらいシンプルな基準で決めてしまってOKです。
僕はSBI証券を使っていて、現在は積立NISAで毎月10万円を積み立てています。
開設手順や口座の種類(特定口座・一般口座など)で迷いやすいところは、別記事でまとめているので参考にしてください。


④ 支出管理ツール
最後が支出管理ツール、いわゆる家計簿アプリです。僕が使っているのはマネーフォワードME。
ノートに手書きしたり、レシートを撮影して記録したり……という方法もありますが、正直これは続きません。
僕も何度か挫折しました。
銀行口座とクレジットカードを連携させて自動で記録される状態を作るのが、一番現実的で長続きします。
僕はプレミアムプランを使っていて、連携数の上限と過去データの閲覧範囲が理由です。


STEP1:目標設定は「30万円」→「100万円」の順番で

準備が整ったら、次は目標設定です。
ここでいきなり「1,000万円貯める!」と意気込んでも、ゴールが遠すぎて挫折しがち。
そうではなく、手前に小さなゴールを置きます。
- 最初の壁「30万円」:生活防衛費(病気や失業に備えて手元に置いておくお金)の一部として。ここが貯まると「自分でも貯められるんだ」という自信になります。
- 次の壁「100万円」:ここを突破できたら、資産形成の基礎体力がついた証拠です。
小さな成功体験を積み重ねることが、習慣化の最大のコツです。
そしてここでも繰り返しになりますが、現金か投資かは問いません。
銀行に30万円あってもいいし、現金20万円+投資信託10万円でもOK。
まずはバランスなんて気にせず、合計で目標額に到達していれば、それは立派な達成です。
STEP2:支出の見える化のやり方

目標を決めたら、次は現状把握です。
自分が何にどれだけお金を使っているのか把握できていないうちは、正直なところ貯金はできません。
把握できていないと、節約するポイントがズレてしまうからです。
「なんとなく食費かな」と思って自炊を頑張ってみたら、実は毎月のサブスクと通信費のほうが大きかった……というのは本当によくある話です。
やることはシンプルで、STEP0で入れたマネーフォワードMEに、銀行口座とクレジットカードをすべて連携させるだけ。あとは勝手に集計されていきます。
キャッシュレス決済をメインにしてしまえば、家計簿をつける手間はほぼゼロになります。
1〜2ヶ月分のデータが溜まれば、自分のお金の流れがはっきり見えてくるはずです。
そして支出を眺めるときは、必ず「固定費」と「変動費」に分けて捉えてください。
- 固定費:家賃・通信費・サブスク・保険など、毎月ほぼ一定の支出
- 変動費:食費・日用品・交際費など、月によって変わる支出
この2つは対処法がまったく違います。固定費は一度切れば終わり、変動費は定期的に見張る。
次のSTEP3・STEP4で、それぞれ解説していきます。

STEP3:固定費の見直しで「支出の蛇口」を締める

まず手をつけるべきは、圧倒的に固定費です。
理由は明確で、1度見直せば毎月ずっと効果が続くから。
仮に月3,000円削れたら、それだけで年間36,000円が浮きます。
しかも作業は1回だけ。
さらに良いのが、QOL(生活の質)を下げずに削れるという点です。
「食費を我慢する」「遊びに行かない」といった節約は精神的にキツいですが、固定費の見直しは生活の中身が何も変わりません。
まず見直したいのは、この3つ。
| 項目 | 見直しのポイント |
|---|---|
| スマホ利用料 | 大手キャリアから格安SIMへ |
| サブスク | 使っていない・解約し忘れのものがないか確認 |
| 電気・ガス | 契約会社を変えるだけで下がる可能性あり |
特にサブスクは、STEP2で見える化したデータを眺めると「え、これまだ払ってたの?」というものが必ず1つは出てきます。
僕も見直したときに、完全に忘れていたサービスが出てきました。
繰り返しますが、固定費の見直しは「一度やれば終わる作業」です。
だからこそ、資産形成の一番最初に手をつける価値があります。
週末に半日だけ時間を取って、一気に片付けてしまいましょう。
STEP4:変動費は月1回だけ振り返る

固定費を締めたら、次は変動費です。
ただし固定費と違って、変動費は毎月変わります。
なので一度きりの見直しでは効果が続かず、定期的なチェックが必要です。
とはいえ、毎日家計簿とにらめっこする必要はまったくありません。
月に一度、まとめて見るだけで十分です。
見るポイントも1つだけ。
「予想外に多かったカテゴリがないか」
これだけでOKです。
「今月は外食が多かったな、来月は少し抑えよう」くらいのざっくりした感覚で構いません。
1円単位で細かく管理しようとすると、まず間違いなく続かなくなります。
ざっくり把握して次月に活かす、この粒度が現実的です。
僕も月に一度、支出の内容と、その時点での資産状況をまとめて確認する時間を作っています。
だいたい15分くらいで終わりますが、これがあるのとないのとでは1年後の結果がかなり変わってくるはずです。

STEP5:先取り貯金・先取り投資を自動化する

ここからが本記事の肝です。
「余ったお金を貯金しよう」と思っていても、お金は絶対に余りません。
これは僕の実感でもあります。
答えはシンプルで、給料が入った瞬間に、自動で振り分ける仕組みを作ること。
意志の力を使わない設計にするのが、継続の最大のコツです。
STEP3・STEP4で支出を整えたことで、以前より手元にお金が残るようになっているはず。
その浮いた分を、自動で積み上げていきます。
① 自動口座振替で「先取り貯金」
まずは貯金側から。給与受取口座から貯蓄用口座へ、自動で振り替える設定をします。
- 銀行の自動振替サービスを使う:毎月◯日に◯万円、と指定しておけば勝手に移動してくれます。
- ことら送金を使う:手数料無料で手軽に移動できます。給料日にまとめて振り分ける運用でもOK。
そして移動先では、ぜひ目的別口座を活用してください。
「何のための貯金か」が明確になると、途中で取り崩しにくくなり、圧倒的に続けやすくなります。
僕はドコモSMTBネット銀行の目的別口座で、生活防衛費と特別費を分けて管理しています。
同じ50万円でも、ただの残高として置いておくのと「これは生活防衛費」とラベルが貼ってあるのとでは、心理的な重みが全然違うんですよね。
② クレカ積立で「先取り投資」
次に投資側です。
貯金が少ない段階であっても、少額から投資は始めておくことを僕はおすすめします。
金額を稼ぐためというより、「お金に働いてもらう感覚」に早く慣れるためです。
まずは月1,000円からで十分。
貯金が増えてきたら、5,000円→10,000円と少しずつ増やしていけばOKです。
- 積立NISAのつみたて投資枠を使う:運用で出た利益に税金がかからない制度です。使わない手はありません。
- インデックスファンドを選ぶ:市場全体の値動きに連動する投資信託のこと。S&P500やオール・カントリーが定番です。
- クレカ積立で設定する:クレジットカード決済で積み立てる方法。積み立てるだけでポイントも貯まります。
僕はSBI証券で、Olive(三井住友カード)を使ったクレカ積立を設定しています。
積立をするだけでVポイントが貯まるので、実質的に少しだけ利回りが上乗せされている状態です。
一度設定してしまえば、あとは毎月勝手に積み上がっていく状態になります。
ここまで来れば、フェーズ1.0の仕組みは完成です。


まとめ:資産形成の始め方は「順番」がすべて

最後に、資産形成フェーズ1.0でやることを整理しておきます。
- 準備するもの4つを揃える(銀行口座・クレジットカード・証券口座・支出管理ツール)
- 30万円→100万円の目標を立てる
- 支出を見える化する
- 固定費を削って蛇口を締める
- 変動費は月1回振り返って軌道修正
- 自動化で先取り貯金・先取り投資
もう一度、流れを一言でまとめるとこうです。
「固定費で蛇口を絞り、変動費を見直しながら、自動の先取りで着実に増やす」
最初から完璧を目指す必要はありません。
まずはSTEP0の口座開設だけでも、今日中にひとつ進めてみてください。
それだけで、昨日までの自分とは違う場所に立てているはずです。
そしてこの仕組みさえ身につけば、100万円は通過点に過ぎません。
あとは同じことを続けるだけで、勝手に金額が積み上がっていきます。
次はさらに資産を加速させる「資産形成フェーズ2.0:300万円への道」について、僕も奮闘しながら発信していきたいと思います。
一緒に頑張っていきましょう!

